所長ご挨拶
こんにちは!広川町の特定社会保険労務士 立野善史と申します。
この度は、当事務所のHPを見て頂き有難うございます。
私は26歳の時に「カネなし」・「コネなし」・「経験なし」の状態で独立開業して26年程が経ちます。(人生の半分以上が社労士人生!)この26年間の間に数々の社長達とお話する機会があり色々なご苦労話をお聞きしますと、本当に経営をすることは大変なことだとつくづく思っております。心休まる暇も無く大変な苦労をされ、会社としてできる範囲で従業員さん達のことも色々と考えておられることも感じます。それだからこそつまらない労務トラブルに巻き込ませたくないという思いでいっぱいです。
私が一番に思うことは「いかに社長達への情報が不足しているか!」ということです。
私もそうですが社長達経営者の意識は、常に外的要因にあり内的要因(労務管理)は後回しになるかと思います。また社長の中の重要度(リスク度)も低いのが現状かと思います。よく社長達が言われるのに
「同業者の集まりで聞いたけどどこも同じだよ!」であるとか「業界の昔ながらの慣習だから!」というフレーズです。我々専門家の意見よりも自社に都合のいい情報を優先される傾向にあります。確かに今現在、問題になっていないのであればそう思うのは当然でしょう。
私が社労士の仕事をやっているがゆえに様々な実例が情報として耳に入ってきますが、現実に未払い残業代請求・ハラスメントによる損害賠償請求や遅刻、欠勤、精神的疾患、能力不足、勤務態度不良等の色々な問題が、この八女・筑後地区でも日常的に起こっています。意図的に問題を起こし後で金銭を要求する人間も存在するのが現実です。
当然、全員がそうとは言いません。ただ冷静に考えると「雇用」もひとつの「契約」です。「契約」である以上は、お互いの権利義務関係が発生するのは当然ですし、昔に比べ従業員さん達の権利意識が高くなってきたのは事実です。ちょっとでも自分の権利に関係することは、インターネット(今はチャットGPT)で情報収集できる時代です。労務問題の特徴は、1人が問題提起すると、周りの従業員にも波及する点かと思います。そのせいで会社が倒産する事例も数多くあります。
社長達には誰も教えてくれない。また社長達を守ってくれる法律も有りません!社長達への情報提供及び事前の対策のご提案をして行かなければならないのは、我々社会保険労務士の役目です!
耳障りな話で申し訳ありませんが、是非社長達の意識を少しでも向けていただけたらという思いです。問題は事前対応か事後対応かで大きく違います。少しでも気にかかることがありましたら、どうぞお気軽にご相談して下さいね!
*最後まで読んでいただき有難うございます。社会保険労務士は、身近な社長の相談相手です。法律だけの話ではなく会社の現状、従業員のモチベーション維持等を総合的に判断して、「会社が今できること」からのスタートをお手伝い致します!