会社を辞めることを退職といいますが、退職の種類もいくつかに分かれます。

①　自己都合退職

②　会社都合退職

③　期限の到来による退職

④　当然退職

一般的なイメージは、

①　自己都合退職は、従業員が自らの意思で辞めること

　　・転職希望

　　・結婚

　　・病気等

②　会社都合退職は、会社の都合で辞めなくてはならないこと

　　・解雇（能力不足等）

　　・リストラ

③　期限の到来による退職

　　・期間雇用者で期間満了

　　・定年

④　当然退職

　　・死亡

　　・役員就任（労働者でなくなるという意味では）

実務的に問題になるのは、①と②の中間ゾーンになります。

例えば、

〇　ハラスメントやいじめにあって病気になり辞めた場合

〇　最初の労働条件と著しく違っていた場合（残業時間など）

〇　労働条件の変更（賃金減額等）

〇　遠距離の転勤命令

等があります。

また、

〇　解雇と退職勧奨の違い

〇　休職期間満了時の取扱い

〇　行方不明になり連絡が付かない場合の取扱い

等の、知識や取扱いを就業規則で定めて周知しているかなど、実務的に重要になってきます。

退職理由によって失業保険の給付金の支給日数や制限の有無が変わってきますので、

退職理由による労使間トラブルは、非常に多い傾向にあります。