労務管理 豆知識
間違いだらけの残業手当?
2023-11-22
残業手当の単価の算出方法について間違いが見受けられるケースが多くあります。
残業手当の計算の基礎となる賃金等(基本給や各手当)については、
労基法で
〇 家族手当
〇 通勤手当
〇 別居手当(単身赴任手当)
〇 子女教育手当
〇 住宅手当
〇 臨時に支払われた賃金
〇 1箇月を超える期間ごとに支払われる賃金
以上の手当等は割増賃金の算定基礎から除外できるとされています。
ということは?逆に言えばこれら以外の手当等は除外できないということになります。
(注意点)
上記の手当は名称でなく実態で判断されますので、例えば
〇 家族手当・・・・扶養の数に関係なく支給している(除外できない)
〇 通勤手当・・・・通勤に要する費用や距離に関係なく支給している(除外できない)
〇 住宅手当・・・・家賃や住宅ローンの返済額に関係なく支給している(除外できない)
みたいに、本来の手当の主旨に沿った内容が問われますので、注意が必要です。
当事務所は、八女・筑後・久留米地区を中心に中小企業の労務管理(複雑で難解な給与計算事務)のお手伝いをしております25年以上の実績がある社会保険労務士事務所です。
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